この建物(松井家住宅)は、昭和40年代半ばまで産院であった洋館部分と、切妻造りの和館からなる和洋折衷構造です。このように

洋風建築を採り入れた表屋造りは、伝統的な京町家が近代において変化した様式として、貴重な存在価値があると考えられています。

伏見稲荷の洋館町家 倶楽部

昭和の初めに建てられてから80余年を経たこの家は

2018年に「国登録の有形文化財」になりました。

外観が洋館で間取りが京町家というこの建物は、名づけて「洋館町家」。

和と洋、二つの表情を持つユニークな住空間を生かした

大人たちのための倶楽部活動がスタートします。 

伏見稲荷に息づく昭和レトロ

伏見稲荷大社から歩いて約5分。玄関に足を踏み入れると、そこはやさしい木のぬくもりを感じさせる住空間。初めて訪れたのに、なぜか懐かしい…。そんな昭和レトロが、ここには今も息づいています。

“大人の部活”を楽しんでみませんか

いくつになっても好奇心旺盛な“大人しくない大人たち”の活動の場、それが「洋館町家 倶楽部」です。大人の部活には、和気あいあいの“反省会”や

“打ち上げ”など、お楽しみも盛りだくさん。ただ今倶楽部員、募集中です。



 

 洋館町家倶楽部を開設するにあたって   松井家当主 松井啓子

 

80余年という長い歳月、私たち家族はこの家を住み継いできました。今回、「京都を彩る建物や庭園」として認定されたのをきっかけに、<和洋が一体になったこの空間を活かして、何か面白いことができ

らいいな>そんな思いつきから「洋館町家」の倶楽部活動を始めることにしました。何もかも手探りですが、多くの方に楽しんでいただけるような活動を展開していきたいと考えています。

 


「市民が残したい 京都を彩る建物や庭園」とはー

「京都を彩る建物や庭園」選定証(2015年度)

京都市が2011年から実施している文化財保護のための制度。市民が選んだ、京都の歴史や文化を象徴する建物や庭園を維持継承のために市民ぐるみで活用を進めようというもの。

「洋館町家」(松井家住宅)は2015年にこの制度の選定物件に、選定物件の中でとくに価値が高いと認められるものとして、2016年には認定物件として登録されました。

「京都を彩る建物や庭園」認定証(2016年度)



令和元年の春はイベントも続々!

新時代の幕開けにちなみ、洋館町家ではこの春からさまざまな催しを予定しています。すでに、4月には「坐禅と精進点心のススメ」と、「落語で五七五」を実施。洋館町家のテーマ、“面白おかしくて、タメになる”にぴったりの二つの催しは、どちらも初めての試みながら成功裏に終わらせることができました。これに続くのが、6月開催の「だし塾」「ウクレレライブ」。詳しくはNEWSのコーナーでご紹介しています。ご覧の上、興味をお持ちになられた方はぜひお気軽にご参加ください。

 

NEWS−1

好評につき「だし塾」、再開催

昨年6月に「洋館町家」の料理倶楽部初回イベントとして開いた「目からウロコの料理塾 だし編」を再び開催します。講師は、昨年と同じく料理人の倉科守男さん。

今年のだし塾では、だしを用いただし巻き卵作りを実習メニューに加えました。これは、参加いただいた方から寄せられた、朝ごはんの一品やお弁当のおかずとして、ごくおなじみのメニューでありながら、家で作るとどうも和食店のだし巻きのようにはうまく作れない…というご意見に応えたもの。

というのも、実は、だし巻きは倉科さんが包丁をふるわれていたお店「ゆ・くらしな」の人気メニューの一つだったのです。メインとなる本格的な京料理のほかに、サイドメニューとしてお品書きに添えられていた一品のなかにだし巻きがあり、これがまた、知る人ぞ知る名物料理でもあったのです。ふっくらと焼き上げられた卵の生地からは上質なだしの風味が香り、ホッと心がやすらぐようなやさしい味わいのだし巻きはまさに逸品でした。

卵とだしの割合、調味料の配合、火加減など、他では聞けないプロの技の極意が身につく絶好の機会です。ぜひ、この料理塾でだし巻き名人になってください。他に、だしの旨みをを生かした旬の料理を数品、とり上げる予定です。

 

<実施要領>

◯日時 2019年6月1日(土)午前11時〜

◯内容 ①だし作り(昆布とかつお節を用いた一番だし)

    ②だし巻き卵

    ③和風の煮物ほか

◯参加費3,500円、別に、材料費1,000円

◯定員 8名

 お申し込みは

洋館町家の<お問合せフォーム>

 

mangan8888@gmail.com  までお願いします。

 


NEWS−2

静かなブームのウクレレによる、昼下がりの ジャズ♪ライブ

洋館町家の音楽イベントとして、「ウクレレ ジャズ」のライブを開催します。演奏者してくださるのは、スインギー坂野さん。ウクレレの本場、ハワイのコンテストでの受賞歴もあジャズウクレレのプロミュージシャンです。

心がときほぐれるようなウクレレのサウンドに身をゆだねれば、湿りがちな気分もリフレッシュすることでしょう。オリジナルのソフトドリンクや軽くつまんでいただけるブレッドメニューなどもご用意しました。

ぜひ、この機会にウクレレサウンドを生演奏で体験してみてください。

多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

 

<実施要領>

◯日時  2019年6月26日(水)午後2時〜(約2時間)

◯内容  ウクレレプレーヤー、スインギー坂野さんによるライブ演奏

     アフターヌーンティー(ソフトドリンクと軽食)

     ※希望される方は、ウクレレの体験プレイもできます。

◯参加費 3,500円

◯定員  15名

 

 

 お申し込みは

洋館町家の<お問合せフォーム>

 

mangan8888@gmail.com  までお願いします。


「洋館町家」が 国の有形文化財として登録されました!


去る1116日(金)、国の文化審議会において、「洋館町家」は有形文化財(建造物)として登録されることが決まりました。これまでも京都市の「京都を彩る建物や庭園」制度において、2015年には選定、2016年には認定されていましたが、国にも文化財としての価値が認められたということで、今後はより一層大切に維持・保存すると共に、上手に活用しながら継承していけたらと考えています。

ここに至るまでにいろいろと指導やアドバイスをいただいた京都市文化財保護課の方々にも、この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。

これを一つのチャンスと捉え、来年からは洋館町家の倶楽部活動を本格的に進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

▲旧 中井産院こと松井家住宅が登録有形文化財になったことを伝える朝日新聞の記事(2018年11月20日 京都版)。写真下が松井家住宅(洋館町家)
▲旧 中井産院こと松井家住宅が登録有形文化財になったことを伝える朝日新聞の記事(2018年11月20日 京都版)。写真下が松井家住宅(洋館町家)

坐禅と落語、2つのイベント開催決定!


春爛漫の4月に2つのイベントを開催します。どちらも「洋館町家」の文化財空間を生かした、とっておきの体験型イベントです。お出かけにぴったりのこの季節、あなたもここだけのユニークな催しに参加されてみてはいかがでしょう。

4/10(水)坐禅で精神統一して、おいしく食修行

一つめは坐禅会と精進料理の集いです。

坐禅は「マインドフルネスとしてアメリカでも注目されていて、その人気は国内外を問わず、高まる一方です。

坐禅には興味があるけど、お寺の禅堂で坐禅を組むのはちょっと敷居が高い・・・そんな方のためにと今回企画したのが当「洋館町家」での坐禅会。座敷にしつらえた坐禅スペースで気軽に坐禅を組んでいただけます。

指南役を務めてくださるのは、東福寺 資料研究所所長の永井慶洲和尚。坐禅を取り上げたメディアへの出演も多く、そのわかりやすい解説と指導には定評があります。「結跏趺坐」と呼ばれるポーズで30分間瞑想すれば、「心の石鹸」(山岡鉄舟)で洗ったかのように身も心もスッキリすることでしょう。

らに、坐禅の後には点心(軽食)をご用意しました。 永井和尚にも加わっていただき、おいしくなごやかに食(じき)修行をお楽しみください。   

お申し込みは、洋館町家のホームページへ。

 

 


4/13(土) 笑って、詠んで・・・落語で五七五

坐禅会に続いて開催されるのは、なんと落語と川柳のコラボという本邦初演のユニークなイベントです。落語の演者さんは、笑福亭智丸(ちまる)さん。笑福亭一門の若手ホープです。

一方の川柳人は芳賀博子さん。自身の句集を刊行する傍ら、新聞の柳壇選者としても活躍されている川柳作家さんです。

当日は、まず智丸さんに一席演じてもらい、みんなで落語を楽しんだ後で参加者全員で句遊びをするというもの。笑って気分がほぐれた後に、どんな川柳が飛び出すことやら大いに楽しみです。

「落語で五七五」は二部制になっていて、一部の落語&句会が終わった後には、軽く一杯やりながらの懇親会を予定しています。智丸さんにも加わっていただいての和気あいあいの懇親会のほうにもふるってご参加ください。

 

お申し込みは、下記までメールでお願いいたします。

kiratto575@gmail.com    

 

案内チラシ

午前11時からのスタート。最初に永井和尚から正しい坐禅のポーズについての説明を受けた後、約30分間瞑想していただきます。

その間に永井和尚が室内をまわられ、希望される方は、肩に“バシッ”と警策を受けることができます。

永井和尚による、仏の心についての法話を聞く時間も設けました。

その後は、精進づくしの一汁三菜を召し上がっていただきます。

●参加費用3,500円

◀案内チラシ

 

筆記具などはすべて

用意しますので、ご準備いただく必要はありません。

 

参加費用は

<一部>2,500

(ソフトドリンク付)

 

<二部>2,000

(ドリンク、一品付)